午前二時の迷宮(改)

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威光山 鬼子母神堂~豊島区雑司ヶ谷~

由来

 鬼子母神堂の鬼子母神は1561年5月16日(室町時代)に山村丹右衛門が作り、

東陽坊(現在の法明寺)に納めたものです。

その後1578年(安土桃山時代)に信仰が盛んになり、

鬼子母神堂が建立されました。

ご本尊

鬼子母神・・・安産、子育(こやす)の神とされています。

所在

東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20

メモ

雑司ヶ谷鬼子母神は、鬼の姿ではなく菩薩形をしています。

その為、漢字の「鬼」は角がつかない鬼の字を用いています。

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菩薩とは如来の次に高い地位の仏ですが、悟りを開いた如来を目指す修行者のことをさします。

仏は如来」を筆頭に、以下「菩薩」→「明王」→「天部」の順に階層分けされています。

なじみのある所だと「地蔵菩薩(お地蔵様)」や「大黒天(大黒様)」なんかが挙げられます。

また、僧侶にも各宗派ごとの階層があります。

ゲームなどでもなじみのある「阿羅漢(羅漢とも)」は、高僧に与えられる称号なので、「阿羅漢」という階層があるわけではありません。

 

鬼子母神伝説は、他人の子を食べて自分の子を育てていた夜叉神の娘の話しです。

お釈迦様が過ちをただすためにその子を隠し、悲しみを与えました。

その後、鬼子母神は自らの過ちに気付きお釈迦様に帰依したといわれています。

菩薩形ということは、お釈迦様に帰依した後の姿ということなのでしょうね。

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